【プロが教える】トイレの水が止まらない!原因とカンタン修理法まとめ
「トイレからチョロチョロ音がする…」
「なんでずっと水が流れているの?」
「どうやって止めればいいのか知りたい!」
あなたは今、こんな悩みを抱えてはいませんか?
「水の110番救急車」の作業員、カワタと申します!
トイレの水が止まらずにチョロチョロと流れ続けていると、なぜ止まらないか気になりますよね。
しかし多くの方は、「そのうち止まるでしょ!」と思い放置したままではありませんか?
実はそのまま放置しておくと、水が止まらないせいで家計が圧迫されるかもしれません!
流れっぱなしなトイレの水を1ヶ月放置すると、前月と比べて水道代が2倍になってしまうこともあるんです…。
ですので、トイレの水が止まらなくなる故障は今すぐに直しましょう!
今回はトイレの水が止まらない原因と、原因ごとの直し方をご紹介していきます。
さらに、複雑なトイレの仕組みがわかるように、画像でわかりやすくご説明しますね!
この記事を読んで、あなたのお悩みが解決されるのを祈っています。
それでは参りましょう!
水が止まらないときにすべき2つのこと
トイレの水が流れ続けていると、どうすればいいか焦ってしまいますよね…。
不安で仕方がないかもしれません。
トイレの水が止まらない場合、原因を見つけ、修理する必要があります。
ただ、原因探しや修理に取り掛かる前に、必ず次の2つのことをしておきましょう!
- 止水栓を閉める
- 電源コードを抜いておく
この2つが応急処置につながります。
一緒に詳しく見ていきましょう!
1.止水栓を閉める
まずは「チョロチョロ」と流れる水を止めるため、止水栓を閉めましょう!
もしそのままにしてしまえば、水がどんどん流れ、その分水道代が高くなってしまいます…!
そもそも止水栓とはトイレに流れる水を強制的に止める装置のこと。
トイレとつながっている配管(給水管)についているんです。
止水栓を閉めるときは、下の図のように時計回りに回してくださいね!
またここで重要なのが、止水栓を閉めたあとに水がすぐに止まるかどうか。
あとでトイレの故障箇所を見つけやすくなりますので、しっかりとチェックしておきましょう。
中には「止水栓を閉めたのに水が止まらない…」という方もいるかもしれませんが、この後にご説明する方法で修理すれば直せますのでご安心ください!
2.電源コードを抜いておく
次にウォシュレットや温水洗浄便座付きのトイレを使っている方は、電源コードを抜きましょう!
なぜなら、電気が通ったままの電源コードに水がかかると、感電や漏電の危険があるから。
今後の修理作業では水が跳ねる可能性がありますので、必ず忘れないようにしましょう。
修理前にすべき2つのことをご紹介しました。
2つとも終わったら、次に水が止まらなくなった原因を探していきましょう!
水が止まらない原因をチェック!
ここからはトイレの状況別にどんな原因があるのかをご説明していきますね。
故障している部品を見つけて、原因をハッキリさせましょう!
原因を探すときのポイントは止水栓を閉めたときに水が止まるかどうか。
まだ閉めていない方は、先に止水栓を閉めてくださいね。
止水栓を閉めたあとに水が止まるか確認したら、あなたのトイレに当てはまる方をご覧ください!
なお故障している部品を探す前に、トイレの構造を確認するのがオススメです。
ボンヤリとでもタンク内がどうなっているか理解いただければ、原因を効率よく探せます。
トイレの構造
トイレのタンク内部は次の画像のようになっています。
普段はレバーと手洗い管しか見えませんが、タンクの中はたくさんの部品があります。
なお部品ごとに排水(便器に水を流す)と給水(タンクに水を溜める)の役割がわかれているんです。
- 排水:レバー・鎖・ゴムフロート・排水管
- 給水:止水栓・ボールタップ・支持棒・浮き玉・手洗い管
では次に、トイレの水が流れる仕組みを見ていきましょう。
あわせて、重要な部品ごとの役割も解説しますね!
こちらの画像に沿ってご説明します。
(1)まずレバーを引くと、レバーについている鎖とゴムフロートが上に引っ張られます。
すると、ゴムフロートがふさいでいた排水管が開き、便器に向かって水が流れます。
(2)便器に水が流れるとタンク内の水が減り、浮き玉も下へ降りていきます。
同時に浮き玉につながっているボールタップの弁が開きます。
ボールタップの弁が開くことで、給水が始まります。
(3)タンク内の水が便器に流れ終わると、ゴムフロートが閉じ、水が溜まりはじめます。
(4)そして、水位が上がっていくと浮き玉も一緒に上がり、ボールタップの弁が閉じます。
以上がトイレの水が流れるときの流れです!
少しややこしいですが、ふんわりとでも「こんな風になっているんだ」と思っていただければと思います。
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なおタンク自体にヒビが入っている場合は、タンクの交換が必要です。
以下の記事ではタンク交換について詳しくまとめていますので、気になる方はぜひチェックしてくださいね!
止水栓を閉めると水が止まった場合
「チョロチョロ」と流れる水が止まった場合は、タンクに給水する部品が故障しています。
とくに、以下のような箇所が壊れていると考えられるんですね。
- 手洗い管・ボールタップのナットが緩んでいる
- 手洗い管のパッキンが劣化している
では原因について詳しく解説していきます!
手洗い管・ボールタップのナットが緩んでいる
手洗い管はタンクの中でボールタップとつながっています。
この接続部分を固定しているナットという部品が緩んでいる場合、そこから水が漏れてしまいます。
するとタンクに水がどんどん溜まり、オーバーフロー管から強制的に排水。
結果的に、水が止まらなくなっている可能性があります!
ナットが原因の場合、締めなおすことで直ることも。
一方、ナットが錆びて締められないときは、新しいナットに交換しなければなりません。
手洗い管のパッキンが劣化している
次に考えられる原因はパッキンの劣化です。
先ほどお伝えしたナットの中にはパッキン(黒い輪ゴムのような部品)という部品が入っており、水漏れを防いでいます。
このパッキンが劣化すると隙間から水が漏れてしまうんです!
もしトイレの手洗い管から水が流れつづけているなら、この原因の可能性が高いですね。
なおパッキンの劣化が原因なら、ナット・パッキン・手洗い管そのもののどれかを交換すれば、水漏れは直ります!
さて、止水栓を閉めると水が止まる場合に考えられる原因をお伝えしました。
原因がわかったところで、さっそく修理方法を見ていきましょう!
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止水栓を閉めても水が止まらなかった場合
止水栓を閉めても水がしばらく止まらなかった場合は、タンク内部の部品がトラブルを起こしていると考えられます。
とはいえタンクにはたくさんの部品があります。
この中から原因を探すのは大変ですよね…。
ですので、まずは「タンク内部の水位の高さ」を確認しましょう!
なぜ確認するかというと、水位の高さによって壊れている部品が絞られるから。
次の手順で確認してください。
- タンクのフタを持ち上げて開ける
- 水面から突き出ているオーバーフロー管を見つける
- 管の先端から水面までの距離を確認する
なお標準的な水位は、オーバーフロー管の先端から2〜3cm下に水面がある状態です。
また、オーバーフロー管によっては下の図のように「WL」と書かれた線があります。
この線と水面の距離でも判断できますよ!
では水位を確認していただいたところで、あなたのトイレに当てはまるものをご覧ください!
水位が高い
タンク内部の水位が高いせいで、オーバーフロー管から水が流れている状態です。
この場合、給水する部品にトラブルが起きている可能性があります。
正常な状態よりも水を多く給水しているせいで、水位が上がっているんですね。
考えられる原因は以下の通りです。
- ボールタップが故障している
- 浮き玉・支持棒が壊れている
- 水位調整を誤っている
それぞれ詳しく解説します!
ボールタップが故障している
ボールタップは、タンク内の給水量を調整する部品。
この部品が劣化によって壊れると、水の入り口である弁が閉じないことがあります。
すると、タンクに水をずっと流しつづける症状を起こしてしまうんですね。
ボールタップが故障しているかを確認するときは、浮き玉を持ち上げてみましょう!
もし流れる水が止まらなければ、ボールタップは故障しています。
浮き玉・支持棒が壊れている
水位を測る浮き玉や、ボールタップと浮き玉をつないでいる支持棒が壊れている可能性もあります。
この2つの部品どちらかが壊れていると、水が流れつづける原因になるんです。
浮き玉はプラスチックでできており、長年使っているとヒビが入ってしまうことも。
すると、次のような流れで水が止まらなくなってしまいます。
- 浮き玉にできた隙間から水が入る
- 浮き玉が重くなり沈む
- ボールタップの弁が開きタンクに給水される
さらに浮き玉の重さで支持棒が曲がってしまう恐れもあるんです。
浮き玉・支持棒の故障が原因なら、浮き玉・支持棒かボールタップごと新しいものに交換すれば直ります。
水位調整を誤っている
水位調整を間違っていると、必要以上に水位が上がり、水が止まらない原因になります。
これまでご紹介した原因ではなかった場合は、水位調整を試してみるのもいいでしょう。
ボールタップは「どこまで浮き玉が沈めば、タンクに給水するか」の調整、つまり水位を調整できますので、あとで調整方法をご説明しますね。
さて、水位が高いときに考えられる原因をご紹介しました!
「どの原因かわからないし直せそうにない…」
という方は、「水の110番救急車」にぜひご相談してください!
トイレの構造を知りつくしたプロが、お悩みをすばやく解決します。
また直し方を知りたい方は、下のリンクからすぐにご覧いただけますよ!
【原因別】水を止めるカンタン修理方法
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水位が標準
水位が標準的な高さだったなら、ゴムフロートの劣化が原因です。
トイレが長年使われていると、中の部品はどんどん劣化します。
ゴムフロートも例外ではなく、ヒビ割れしたり歪んだりしてしまいます。
すると排水管との間に隙間ができ、チョロチョロと水が流れてしまっているかもしれません。
この原因の場合、ゴムフロートを新しいものと交換すれば直せますよ!
さて、水位が標準な場合の原因とご紹介しました。
原因がわかったところで、さっそく修理方法を確認しましょう。
水位が低い
タンク内の水位が通常よりも低いケースです。
この場合、タンク内の水を排水する部品が壊れているせいで、水が止まらなくなっている可能性があります。
考えられる原因は以下の通りです。
- ゴムフロートが壊れている・異物が引っかかっている
- 鎖が絡まっている
- オーバーフロー管が壊れている
ゴムフロートが壊れている・異物が引っかかっている
ゴムフロートは排水管にフタをする部品。
もしかするとなんらかの原因でフタがされず、水が流れてしまっているかもしれません。
ゴムフロートが劣化して壊れていると、歪んだりヒビが入ったりしてしまい、水が排水管に流れつづけます。
もし壊れているなら、新しいものに交換することで直せますよ。
一方で、ゴムフロートになにかが引っかかっているかもしれません。
この場合も十分にフタができず、水が流れてしまいます。
ですから、異物をとって排水管にフタできるようにしましょう。
鎖が絡まっている
水を流すレバーとゴムフロートをつないでいる、鎖が絡まっている可能性があります。
鎖が絡まってしまうと、常にゴムフロートが上がってしまうんです。
結果的に水が流れつづけてしまいますよ!
鎖をほどいてあげれば、「チョロチョロ」水は止まるはずなのでご安心ください。
オーバーフロー管が壊れている
必要以上に給水されると、強制的に排水するオーバーフロー管。
この部品にヒビが入ったり折れたりすると、水が流れだしてしまいます!
もし壊れていれば、新しいものに交換してあげましょう。
さて、水位が低いときの原因をご紹介していきました!
原因についてイメージできたでしょうか?
「原因が全然わからない」という方は、プロにお任せするのがオススメです。
私たち「水の110番救急車」でも、トイレトラブルのご相談をいただいております。
お困りの方はお気軽にご相談くださいね!
原因がわかったという方は、こちらから直し方をご覧ください!
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タンクレストイレの水が止まらなくなった場合
ここまで一般的な洋式トイレを前提にお話ししてきました。
ですが、中には「タンクレストイレ」を使っている方がいらっしゃるかもしれません。
タンクレストイレは具体的に次の2つが当てはまります。
- オール電化トイレ:すべての機能を電気で行うトイレ
- フラッシュバルブ式トイレ:駅や学校で見られるタンクがないトイレ
まずオール電化トイレの場合、ご自身で修理するのは難しいんです…。
なぜならすべての機能(排水・給水など)で電気を使っているから。
もし電気系統の故障が原因だと、専門知識なしでは修理できないんですね。
ですので、オール電化トイレをお使いの方は、TOTOなどのメーカーに相談してみましょう!
一方のフラッシュバルブ式トイレの場合は、水道業者にご相談することをオススメします。
通常の洋式トイレとは仕組みがまったく違う上に、知識がない方が直すにはかなり難しいです。
ムリに外して戻せなくなる方も多いですので、一度ご相談いただければと思います。
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【原因別】水を止めるカンタン修理方法
トイレの水が止まらない原因を、ひととおりピックアップしてきました。
つづいて、原因ごとの直し方をご紹介していきます!
大まかには次の流れで修理していくんですね。
- タンクの水を抜く
- タンクのフタを外す
- 故障した部分を直す
それぞれ詳しくご説明します!
①タンクの水を抜く
まずはタンクの水を抜いて修理作業をしやすくしましょう!
抜き方はカンタン。
止水栓を閉めたあと、そのままレバーを回して水を抜くだけです。
もし止水栓を閉めていなかった方は、タンクから伸びている給水管に止水栓があるので、次のように閉めてくださいね。
止水栓を閉めたらそのままトイレを流します。
するとタンクから水が抜けますよ!
②タンクのフタを外す
タンクの水を抜いたら、次にタンクのフタを外しましょう。
手洗い管がないフタは、そのまま垂直に持ち上げれば外せます。
一方、手洗い管があるフタは外し方がまちまちです!
まずフタを垂直に持ち上げて、タンク内の管がどんな素材か確認してみましょう。
金属パイプでできている場合は、そのまま垂直に持ち上げると外れます。
しかし蛇腹ホース・ゴムホースでできている場合は、少し工夫が必要です。
まず蛇腹ホースの場合は、フタ側についているナットを回してください!
そうすれば外れます。
ゴムホースの場合は、フタ側についているバンドを緩めれば外れますよ!
さて、ここまででトイレを修理する下準備ができました。
もしかするとフタを外したときに、タンクにびっしり生えたカビに驚いている方がいるかもしれません。
タンクは常に水がありますから、カビが生えやすいんですね…。
「こんなところに手を入れて作業したくない…!」
という方は、プロに相談してみるのもいいでしょう。
「水の110番救急車」なら、トイレ修理を丁寧かつすばやく行わせていただきます!
③故障した部分を直す
いよいよ原因に合わせた修理法をご紹介していきます!
記事内でご紹介した原因の中から、ご自分に当てはまるものをご覧くださいね。
- 手洗い管のパッキンを交換する
- 手洗い管・ボールタップのナットを締める
- ボールタップを交換する
- 浮き玉・支持棒を交換する
- 水位を調整する
- ゴムフロートを交換する・異物をとる
- 鎖を調整する
- オーバーフロー管を交換する
手洗い管のパッキンを交換する
手洗い管のパッキンが原因なら、新しいものへ交換しましょう!
準備するのはモンキーレンチ・新しいパッキン(規格が合ったもの)です。
交換は次のような流れで行ってください!
- 手洗い管とボールタップをつないでいるナットを外す
- ナットの中にあるパッキンを外し、新しいものと交換する
以上です。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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手洗い管・ボールタップのナットを締める
手洗い管とボールタップをつなぐナットが緩んでいる場合、しっかりと締め直すことで水を止められます。
モンキーレンチを用意し、ナットを締めてくださいね。
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ボールタップを交換する
ボールタップはトイレに水を送る役割を持っており、トイレ外の給水管とつながっています。
この部品の故障で水が止まらなくなっているなら、新しい部品に交換しましょう!
準備するものは、モンキーレンチ・新しいボールタップ。
どちらも通販やホームセンターで購入できますよ。
準備が完了したら、次の手順で交換しましょう。
- 給水管とボールタップをつないでいるナットを外す
- 古いボールタップを外す
- 新しいボールタップをはめ、ナットでタンクに固定する
- 給水管と新しいボールタップをナットで固定する
- 止水栓を開けて水を流し、タンクに水が溜まるか確認する
- タンクの水位が標準よりもずれていれば、水位を調整する
以上です!
6のタンクの水位は、オーバーフロー管という水面から突き出た部品で確認します。
管の先から2〜3cm下、もしくは「WL」という線に水面がある状態が標準ですよ!
もし水位がずれていたら、ボールタップにあるリングで調整してください。
リングはボールタップの上か下についています。
下についているタイプなら、次の図のようなところについていますよ。
水位調整リングを回すには、まずリングを持ち上げてロックを外します。
そして調整のために回すときは、次のように回してくださいね。
- 水位を低くしたい→左回り
- 水位を高くしたい→右回り
90度回すごとに約1cm水位が変わるとイメージして作業しましょう!
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浮き玉・支持棒を交換する
浮き玉・支持棒が劣化したり壊れたりしている場合は、新しいものに交換しましょう。
準備するものはモンキーレンチ・ドライバー・新しい浮き玉・支持棒です。
どれも通販やホームセンターで購入できます!
- 給水管とボールタップをつないでいるナットを外す
- ボールタップを外す
- ボールタップと支持棒をつなぐ2本のネジを外す
- 新しい浮き玉・支持棒をつなぎ、ネジをはめる
- ボールタップをはめ、ナットでタンクに固定する
- 給水管とボールタップをナットで固定する
- 止水栓を開けて水を流し、タンクに水が溜まるか確認する
- タンクの水位が標準よりもずれていれば、水位を調整する
以上です。
8で水位を確認するときは、オーバーフロー管を使います。
管の先端から2〜3cm下、もしくは「WL」という線に水面がある状態を標準にチェックしてくださいね!
もし水位がずれていたら、ボールタップにあるリングで調整しましょう。
リングはボールタップの上か下についていますので、次の手順で調整してください。
- 水位調整リングを上げて、ロックを外す
- 水位が高いなら左、低いなら右に回す(90度回すと約1cm水位が変わる)
- 調整が終わったら、リングを下げてロックする
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水位を調整する
水位は、ボールタップにある水位調整リング(つまみ)で調整しましょう。
このリングはボールタップの上か下にあります。
下についているタイプなら、次の図のようなところについていますよ。
水位調整は次のような手順で行ってください。
- 水位調整リングを上げて、ロックを外す
- 水位が高いなら左、低いなら右に回す(90度回すと約1cm水位が変わる)
- リングを下げてロックする
- 止水栓を開けて水を流し、水位があっているか確認する
リングを回しすぎないように注意してくださいね!
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ゴムフロートを交換する・異物をとる
排水管から流れる水を調整するゴムフロートに、異常がある場合の対処法をご紹介します。
準備するものは新しいゴムフロートのみでOKです!
次のような手順で進めてくださいね。
- ゴムフロートとオーバーフロー管を外す
- ゴムフロートと鎖を外す
- 新しいゴムフロートをそれぞれつなぐ
以上です!
ゴムフロートやオーバーフロー管などは溝にはめて固定しているので、工具なしでも作業できるんですね。
また、このときにゴムフロートに異物がはさまっていれば、取り出すこともできます!
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鎖を調整する
鎖の長さが原因でゴムフロートが閉めきらないなら、鎖の長さや絡まりを調整しましょう。
準備には必要なものはありませんよ!
- レバーから鎖を外す
- ゴムフロートから鎖を外す
- 調整が終わったら、鎖をそれぞれつなぐ
鎖をほかの部品から外すときは、手で引っ張って作業してくださいね。
また鎖を調整するときは、長さに少しゆとりを持たせましょう。
玉鎖なら玉4個分、リング状の鎖なら玉2〜3個分を目安にするとオススメです。
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オーバーフロー管を交換する
増えすぎた水を強制的に排出するオーバーフロー管の劣化が原因の場合、新しいものに交換する必要があります。
しかし交換するなら、タンクそのものを取り外す必要があるんです!
ご自分で交換する場合、かなり大掛かりな作業になることは覚悟してくださいね。
交換するのに必要なものは、モンキーレンチ・ウォーターポンププライヤー・新しいオーバーフロー管です。
一方のウォーターポンププライヤーは、主に水道工事に使う工具です。
こちらはタンクを外すときに使いますよ!
それではオーバーフロー管を交換する手順をご紹介します!
- 給水管とタンクをつないでいるナットを外す
- 便器とタンクをつないでいるナットを外し、タンクを取り外す
- タンクの下側にある大きなナットを、ウォーターポンププライヤーで外す
- 古いオーバーフロー管を外し、新しいオーバーフロー管を取り付ける
- タンクを元の場所に戻し、ナットで取り付ける
- 止水栓を開けて水を流し、正常に流れているか確かめる
以上です。
タンクは陶器などでできているため、とても重くなっています。
あらかじめ置く場所を決めておき、慎重にタンクを置きましょう。
大掛かりな作業ですので、ミスしないように手順を確認しながら作業してくださいね!
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難しそうなら業者にお任せ
さて、トイレの水が止まらないときの直し方をご紹介していきました!
あなたのトイレにぴったりの直し方は見つかったでしょうか?
今回は原因・直し方についてご紹介しましたが、原因がよくわからない・直そうと思っても諦めたという方がいるでしょう。
「自分で直すのが難しそうだし、トイレって汚いし…。」
そんな不安を感じるのであれば、業者に依頼するのがオススメです!
水道を専門とする業者は、トイレについても専門的な知識を持っています。
プロに任せることで、あなたがご自身で解決できない悩みも解決してもらえるんですね。
さらにあなたが面倒な作業をせずに済みますよ。
なお「水の110番救急車」では、たくさんのトイレトラブルのご相談を受けております。
ご依頼をいただいてから最短30分でお家にお伺いし、現場の状況を確認。
その後、無料でお見積もりいたします!
内訳についても丁寧に説明いたしますので、作業が始まってから金額が上がることは一切ございません。
作業も迅速に行うことで、すぐにトラブルを解決!
これまで数多くのトイレトラブルを解決させていただいたからこそ、プロとしての素早く正確な作業が行えるんですね。
「すぐにでもトイレの水を止めて欲しい…!」という方でも満足いただけるかと思いますので、お困りの際はぜひご相談くださいね。
まとめ
ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。
トイレの水が止まらない悩みは解消されたでしょうか?
トイレの水が止まらなくなると、水道代がどんどん高くなってしまいます。
お財布への負担を避けるためにも、早めの対策が必要です。
ご紹介した修理方法を参考に、作業をしてみてくださいね。
以上、「水の110番救急車」のカワタがご紹介しました!
あなたの生活がより豊かになるのを祈っています。