洗面台の蛇口を交換するには?自力交換の方法と業者費用をご紹介
「洗面台の蛇口を交換したい…!」
「自分で交換するときはどうやるの?」
「業者に交換を頼むと何円くらいかかるんだろう」
あなたは今こんな疑問を持っていませんか?
「水の110番救急車」作業員のカワタです。
使いはじめてから5年以上経った蛇口は、だんだんと調子が悪くなってきます。
水漏れ・空回り・異音など…さまざまなトラブルが起きてしまうんです。
そんな蛇口をもし交換する場合、自力でやるか、業者にお願いするかで迷うかと思います。
ただ自力交換の方法はわからないかと思いますし、業者に頼むのも費用面で不安ですよね…。
そこで今回は、洗面台の蛇口を自分で交換する方法と、業者に頼んだ場合にかかる費用をご紹介!
さらに蛇口の種類の見分け方や、業者の選び方もまとめてお伝えしますよ。
この記事であなたの生活がより豊かになることを祈っています。
それでは参りましょう!
蛇口を交換する準備
まずは蛇口を交換する前にすべき準備をチェックしましょう。
交換前の準備は以下の2つ。
- 必要な工具を揃える
- 新しい蛇口を選ぶ
詳しくご説明しますね。
1.必要な工具を揃える
最初の準備は、交換作業で使う工具を揃えることです。
この工具がないと蛇口交換は難しいですから、しっかりと一式揃えてくださいね。
必要な工具は以下の通りです。
- モンキーレンチ
- 水栓用レンチ
- ドライバー
ただ工具がわかったとはいえ、実際にどう使うのかわからない方が多いかと思います。
ですので、とくに使い道を知らない方が多いモンキーレンチ・水栓用レンチについては、どんな工具なのかカンタンに説明しますね!
モンキーレンチ
まずご紹介するのがモンキーレンチです。
この道具はナットを締めたり緩めたりするのに使います。
「名前は知らないけど見たことがある」という方が多いのでないでしょうか?
モンキーレンチは挟む部分(あご)の幅を調節できます。
いろいろなサイズのナットに使えるため、とても便利なグッズなんです!
そんな便利なモンキーレンチを使うときは、回す方向とあごのサイズ調整に注意しましょう。
モンキーレンチを使うときは、下あごに向かって回してください!
下あごは画像の通り、あごの幅を調整すると動く部分。上あごに比べると強度が劣るんですね。
もし上あごに向かって回してしまうと、下あごにダメージがかかり壊れやすくなってしまいます。
また、あごのサイズ調整も重要です。
ナットを挟むときは、しっかりと固定されるよう調整してください!
ゆとりがあると一点に力が集中してしまうため、モンキーレンチがダメージを受けてしまいます。
水栓用レンチ
続いてご紹介するのは水栓レンチです。
この工具も、ナットを締めたり緩めたりするのに使います。
ただモンキーレンチと違うのは、狭い場所での作業に特化したレンチだということ!
形を見てみると一直線の棒になっています。
なぜこの形かというと、普通のレンチでは作業しづらい、狭い場所での作業がしやすくなるから。
ちなみに水栓レンチは単純な構造をしている分、頑丈にできています。
ですので壊れないように注意すべき点はありませんよ!
さて、必要な工具についてご紹介しました。
どんな使い道があるのかご理解いただけたでしょうか?
それでは、次の準備をチェックしましょう!
2.新しい蛇口を選ぶ
工具を一式揃えたら、新しく取りつける蛇口も選んで購入します。
もちろん、蛇口だからといってどんなものでも取りつけられるわけではありません。
蛇口の中でもいくつかの種類がありますので、あなたのお家の洗面台にピッタリなものを選びましょう!
とはいえ、ホームセンターやネット通販を見ても専門的な用語が多く「ワンホール?台付き?」と頭が混乱してしまうかも…。
まずは洗面台の蛇口に、どんな種類があるのかチェックしてくださいね!
以下の表をご覧ください。
蛇口の種類(台付き) | ホール数 | 蛇口タイプ |
混合水栓 | ワンホール |
シングルレバー混合栓 |
ツーホール |
シングルレバー混合栓 |
|
ツーハンドル混合栓 |
||
コンビネーションタイプ |
||
単水栓 | ワンホール |
レバータイプ |
ハンドルタイプ |
洗面台によく取りつけられている蛇口の種類で分けてみました。
それぞれの用語を解説しますね。
まず「蛇口の種類」項目にある「台付き」。
これは洗面台に蛇口を直接つけるタイプのことです。
混合水栓は読んで字のごとく、水とお湯が両方出る蛇口のこと。
一方の単水栓は水かお湯しか出ない蛇口のことですね。
次に「ホール数」とは洗面台にある穴の数のことで、1つ(ワンホール)か2つ(ツーホール)の穴が空いているという違いがあります。
「蛇口タイプ」は画像の見た目で、どんな蛇口かわかるかもしれませんね。
カンタンに意味を説明すると次のようになります。
- シングルレバー混合栓:1つのレバーで水量や水温を調整できる蛇口
- ツーハンドル混合栓:水・お湯それぞれの水量が調整できる蛇口
- コンビネーションタイプ:水の出し方を普通の蛇口とシャワーで変更できる
さて、蛇口の種類がわかっていただけたでしょうか?
種類がわかったらお家の洗面台に適した新しい蛇口を選び、ホームセンターや通販で購入しましょう!
基本的にお家で使ってきた蛇口と同じタイプを選べば失敗しないはずです。
もしわからないときはお店の方に聞いてみましょう!
さて、蛇口交換の前に準備すべきことを2つご紹介しました。
しっかりと準備してくださいね。
なおシャワーヘッドタイプの蛇口交換については、以下の記事で詳しくまとめています。気になる方はぜひチェックしてくださいね。
【洗面台】蛇口の交換方法8ステップ
お待たせしました!
準備が整ったところで、さっそく蛇口を交換していきましょう。
なお交換手順はワンホール・ツーホールなど蛇口の種類ごとに、大きな違いはありません。
手順は以下のように進みますよ。
- 水道の元栓を閉める
- 止水栓を閉める
- 配管を外す
- 固定ナットを外し蛇口を引き抜く
- 新しい蛇口を取りつける
- 配管をつける
- 止水栓を開ける
- 水道の元栓を開ける
それでは見ていきましょう!
1.水道の元栓を閉める
まずは元栓を閉めて、お家全体の水道を止めましょう。
栓を閉めずに作業してしまうと、配管から水が噴き出ます。
びしょ濡れにならないためにも、しっかりと閉めましょう!
なお元栓は一戸建て・アパートの場合、敷地内の地面にある「量水器」「止水栓」と書かれたフタの中にあります。
一方マンションなら、玄関扉の隣にある扉の中にあるんです。
2.止水栓を閉める
次に止水栓を閉めます。
止水栓は洗面台の下にある2本の管についています。
マイナスドライバーで時計回りに回して閉めましょう!
3.止水栓から配管(ホース)を外す
止水栓の上に伸びた配管を見てみると、蛇口につながっていることがわかります。
それぞれ給水管・給湯管といい、水・お湯を流す配管なんですね。
そんな配管と止水栓の間には、「ナット」と「逆止弁」という縦長の金属製の部品がついています。
この2つの部品をモンキーレンチで外しましょう。
また配管を外すと水が流れてくる可能性があるため、バケツやタオルを置いて作業してください。
この場合はキャップとクリップを外し、配管を持ち上げるだけで外れます!
4.固定ナットを外し蛇口を引き抜く
次に蛇口と洗面台をつないでいる固定ナットを外します。
ここで使うのが水栓用レンチです。
洗面台の下に潜り込み、蛇口と洗面台を固定しているナットを水栓用レンチで外します。
配管と固定ナットを外し終えたら、蛇口を上に引き抜いて外しましょう。
なお引き抜くとき、2本の配管が穴に引っかかり抜きづらい可能性があります。
その場合は配管を1本ずつ抜きましょう。
また配管が金属製だった場合は、引き抜く前に配管をまっすぐに束ねてください!
そうすれば引っかかることなく蛇口を引き抜けます。
5.新しい蛇口を取りつける
古い蛇口を外したら、新しい蛇口を取りつけましょう。
まずは上から配管を差し込みます。
次に洗面台の下に潜り込み、取りつけ用金具(もしくはパッキン)・座金・固定ナットの順番に取りつけてください。
このときナットをつけるため、再び水栓用レンチを使って固定しましょう。
壊れてしまう可能性があります。
6.止水栓に配管(ホース)を取りつける
新しい蛇口を固定し終わったら、止水栓と給水管・給湯管を繋げる作業を行います。
まず付属するソケットという部品を止水栓に取りつけます。
ソケットはナットで固定するので、モンキーレンチを使ってくださいね!
ソケットの取りつけが完了したら、そのまま配管をソケットに差し込み接続します。
しっかりと蛇口の説明書を確認して作業してください!
7.止水栓を開ける
新しい蛇口の設置が完了したら、止水栓を開けましょう。
開けるときは反時計回りで回してくださいね!
8.水道の元栓を開ける
最後に水道の元栓を開けます。
こちらも止水栓と同じように、反時計回りに回して開けましょう!
以上で蛇口交換は完了です。
さて自力での交換方法を見ていく中で、ちょっとめんどくさそう・難しそうと思った方がいるかと思います。
いくらお得とはいえ、面倒なことはイヤですし、もし失敗したら元も子もないですよね。
そうなってくると候補にあがってくるのは業者による交換。
もしかすると、すでに「業者に頼むとどれくらいかかるんだろう?」と気になる方もいるかもしれません。
ですので、続いては業者に頼んだ場合の費用相場をご紹介します。
業者に頼むといくらかかる?費用相場をチェック
業者に蛇口交換を頼んだときにかかる費用の内訳は、以下の2つに分けられます。
- 蛇口代金
- 交換工事費
「蛇口代金」はその名の通り蛇口そのものの購入費で、「交換工事費」は交換作業にかかる費用のこと。
では蛇口の種類ごとにかかる費用はどう変わってくるのでしょうか?
蛇口の種類ごとにかかる費用
先ほど蛇口の種類をいくつかご紹介してきましたが、この種類ごとに費用相場も変わってくるんです!
なぜなら、そもそも蛇口の値段に差があるから。
蛇口の機能によって値段が違う分、費用相場にも差が出てくるというわけですね。
では、おおよその費用相場を確認していきましょう。
蛇口の種類 | ホール数 | 蛇口タイプ | 費用相場 |
混合水栓 | ワンホール | シングルレバー混合栓 | 23,000円〜 |
ツーホール | シングルレバー混合栓 | 20,000円〜 | |
ツーハンドル混合栓 | 15,000円〜 | ||
コンビネーションタイプ | 30,000円〜 | ||
単水栓 | ワンホール | レバータイプ | 14,000円〜 |
ハンドルタイプ | 14,000円〜 |
いかがでしょうか?
パッと見たときに「高い!」と感じる方が多いかもしれませんね。
ご自分で交換される場合は蛇口の値段しかかかりませんから、この相場を見たときに高いと感じるのはムリもありません。
しかし、業者に頼むということは「水道のプロ」に作業してもらうことでもあります。
初めて蛇口を交換する方に比べると失敗する確率は低く、手際もいいんですね。
「ゼッタイに失敗したくない!」
「交換作業をするのが少し不安…」
という方は、業者に交換してもらうことをオススメします!
では業者に頼むとしたら、どのように探すのがいいのでしょうか?
業者の選び方
業者を選ぶときに「有名だから…」となんとなくで決めるのはオススメできません。
しっかりと複数の業者をピックアップし、費用などを比較しましょう!
まず業者を2、3社ほど選びます。
近場の業者や有名な業者、ネットで人気の業者など、このときは自由に選んでいただいて構いません。
次に業者に連絡し、費用の見積もりを取りましょう。
実際にお家にきていただいて確認した方が正確な見積もりを出してもらえますが、面倒な方は電話で聞く形でも構いません。
その見積もり金額を比較して選ぶのがオススメですよ!
なお見積もり金額だけで選ぶと、安い代わりに作業の質が低い業者がくる可能性も捨てきれません。
ですので、次のようなポイントもチェックするといいですね。
- すぐにお家にきてくれるか
- 素早く作業してもらえるか
- 現場見積もりは無料か
- 見積書から金額は変わらないか
- アフターフォローはあるか
なお「水の110番救急車」では、このポイントをすべてクリアしています。
お家には最短30分でお伺いし、作業もすぐに完了!
さらに業界最安値にも挑戦しております。
蛇口交換でお困りの際は、お気軽にご相談くださいね。
まとめ
ここまで記事を読んでいただきありがとうございます!
洗面台の蛇口交換について、詳しく理解していただけたでしょうか?
蛇口の交換は、正しい方法で行えばミスなくできます。
しかし細かいミスや強引な作業で、失敗してしまうことも…。
もし蛇口交換に不安を感じている方は、「水の110番救急車」にご相談くださいね!
すぐに対応させていただきます。
以上、「水の110番救急車」のカワタでした!
あなたの悩みが解決されることを祈っています。